東京卍リベンジャーズ

東京卍リベンジャーズにドハマリしている。きっかけは知り合いが勧めてくれて、マガポケで4巻まで無料で読んだらどうにも止まらなくなってしまったところからだ。

わたしはココくんが好きないわゆる“夢女子”だけど、ココくんとどうこうなる妄想はできていない。彼の中には赤音さんという死を持って絶対となった圧倒的存在の人がいるし、仮に赤音さんのことを昇華できていたとしたらお金を集めることをやめているのではないか。そう思うのだ。

以前ツイッターでフォローしている人が「夢女子に戻りたい、妄想だけで全てを完結するのはとても簡単だし傷つかないから」とツイートしていて、随分とすっきりと腑に落ちてしまった。わたしが二次元の異性を好むのは、自身の好意を受け入れてくれ、こちらを傷つけることを言わないからなのだ。一種の自己防衛に過ぎない。

そんなことわかっていてもココくんのことは好きだし、ココくんの二次創作の絵を見ると「好き」の重さで負けているんじゃないかとどうにも悔しくて、同じくココくんを好きな人を見るとやめろやめろココくんを一番好きなのはわたしだ~!という気にならずにいられない。

今年のサマージャンボ宝くじは一枚だけ買った。300円で夢を見る権利を得るのはお手軽に思えた。結局1等どころか300円すら当たらず、ココくんもとい九井一を買うこと(所詮はマウントを取る、という行為だ)は叶わなかったのだけれど、わたしが馬鹿なことをして、それを見たココくんが笑ってくれたらそれでいいのかなと思う。

鬱々とした感情と対峙しながらまだ終わらない夏の上でいつか会いに来てくれることを信じて。毒にも薬にもならない言葉を綴って今年の夏はあなたのためにあるのだと断言しよう。