無理しない心中

緑川百々子ちゃんがネットから消えて、はるしにゃんが投身自殺して、悲なみちゃんがネットお葬式をして、メンヘラ神が死んだ。今は西暦2021年だ。わたしの病気は治らない。主治医は「気分変調性障害」という名前をつけたがったが(軽いうつが長く続く、薬が効かないという厄介な病気)、もっと別の病気なのではないかと常々思っている。

そもそも薬が効かない病気なのに薬を飲まされて、自身の意思とは無関係に太って、なに?一体神様はわたしをどうしたいの?と問いたださずにはいられない。

同級生やリアルでの友人はすでに結婚を済ませ、中には3人目の子供をお腹の中に宿す人もいる。わたしはというと二次元に思いを馳せ、毎日半日以上は眠る自堕落な生活を送っている。お金がほしい。愛がほしい。承認してほしい。それらを満たせるのはある種の才能であったし、何億円もの大金であった。

わたしの大好きな東京卍リベンジャーズに出てくる松野千冬という男の台詞に「じゃあ 二人で心中だな」というものがある。好きな人と心中できたらそれは最早、結婚すら上回る永遠の愛ではないか。この世にこれ以上の幸福はありはしないのだ。それがわかっているからわたしはまだ死ねない。誰か好きな人と無理しない心中するまでは。