成長しないって約束じゃん

ルーチンワークのようにマンションの12階までエレベーターで上がって地上を見下ろす。そこに恐怖心もなければなんの感情も抱けない。ここから飛び降りればラクになれるのだと思うと、どんな励ましの言葉よりも元気が出るような気がした。自分の意志を確かめる行為なのかもしれない。ほんの一瞬で絶命することができるなら、安い賭けにも乗ってみたくなる。わたしは今孤独だけど、「この先どんな地獄が待っててもオレは最後まで一緒だから!!(東京卍リベンジャーズ7巻/場地圭介)」と言ってくれる人が傍にいてくれたらこんな結末にはきっとならなかったよね。

今までまともにODをしたことがなければ、リストカットを試みたこともない。傍目から見れば、見た目だけはわたしは健常者そのものかもしれない。だけど心は憂鬱さが巣食ってどうにも満たされない。あるのはただただ自殺に成功した者たちへの尊敬の念だ。どうして自殺はいけないことなのだろう?純粋にそう思う。周りを悲しませるから?死にたい人の死にたい気持ちを度外視してまで生きてほしいと思うのは馬鹿だ。

毎日寝て起きてをするのはいい加減もう飽きた。終わりが近づくのを感じる。最期に目にする景色は大好きなあなたの顔がいい。きっとそれは叶わないけれど。